トレセンは厩舎に関係なく東西の主力馬が集まり、調教師や騎手も調教を行っています。

競馬の知識②「トレセン」

 

トレセンはトレーニングセンターの略で、中央競馬は主に栗東(滋賀県)美浦 (茨城県)が2大トレセンになっています。
調教は主にトレセンで行い、競走馬は基本的にトレセンで生活し、トレセンから競馬場に直行しています。

 

疲労が溜まった際に牧場へ戻すことを放牧と呼び、夏には厩舎の管理する牧場ではなく暑さをしのぐために北海道の牧場へ放牧することもあります。
トレセンは2,000頭以上の競走馬が生活できる環境があり、広大な敷地に坂路やウッドチップなど複数の調教用コース、プール、診療所などが完備されています。

 

日本馬の世界的評価が高まっているのは、充実したトレセンの環境が影響しています。
北海道や九州での開催はトレセンがないので競馬場で調教を行うことが多いです。

 

 

移動の有無をチェック

競馬における東西

関東の馬は美浦、関西の馬は栗東を拠点するのが基本で、慣れたトレセンで調教を行い、前日か当日に移動して競馬場に向かいます。
競馬予想では、トレセンからの移動が重要で、栗東から関東の競馬場へ出走するなど移動が多いとそこで体調を崩してしまう馬がいます。
デリケートな馬ほど長距離移動を嫌う傾向があり、全般的に牝馬の方が移動に苦労するケースが多いです。

 

 

トレセンは情報収集合戦が活発

 

トレセンは厩舎に関係なく、東西の主力馬が集まり、調教師や騎手もトレセンで調教を行っています。
競艇は開催期間中になると選手と一切のコンタクトが取れなくなりますが、競馬はパスを取得したメディアであれば取材を行えます。

 

レース直前に行う追い切りの際は多くの関係者が取材に訪れ、馬の状態を直接チェックして、関係者からの聞き込み取材を行っています。

 

競馬情報サイトもトレセンの取材をしていますが、ネット媒体で小規模運営のところはトレセンのパスを持っていないので中に入れません。
環境は不利ですが、コネクションや接待を通じて、大手メディアに報じられてライバル陣営に知られると都合の悪い裏情報を入手しているケースがあります。

 

 

トレセンによって環境が違う

競馬における遠征と調教

調教状態ではタイムが重要な指標になりますが、坂路やWCなど同じ種類のコースでも栗東と美浦で馬場の重さが変わります。
調教タイムを見るときは、その日の同じトレセンの馬と比較することが大切です。
馬によって調教では走らないこともあるので過去の調教タイムと比較するのも効果的です。

また、馬はコンディション管理が難しく、調教で負荷をかけた方がレースで走る馬もいれば、入れ込んでしまい逆効果になるため軽い調教しかしない馬もいます。

調教方法を変えることで見違えるような走りをすることも多く、トレセンでの調教はタイムではなく内容や馬体の仕上がりなどが重要です。
外から見るだけの分析に限界があるので、陣営から思惑を聞き出せるかがトレセン取材の大切な要素です。